どーも、あずきまんパパです。
私は昔からサッカーをやっていましたので、
サッカー中の水分補給といえば
アクエリアス!を昔から飲んでいました。
最近、子供の習い事やプールの前後に飲み物を買う機会が増えて来たのですが、
コンビニやドラッグストアに置いてあるアクエリアスのパッケージが
あまりスポーツ推しではないなと思ったので色々調べてみました。
すると、ブランド戦略の転換をはじめ、日々刻々と進化している社会の中で
有名ブランドですら進化していかないと変化の激しい市場で
生き残っていくことが難しいことを痛感しました。
私も日々、のらりくらりと生きていてはいけないなと痛感する今日この頃です。
この記事では、
昔からスポーツをしていた方にとっては懐かしさとともに新しい発見を、
熱中症予防策を探している方にはその手段として、紹介していきたいと思います。
熱中症予防については、
関連記事で上手な節電方法、節水方法も紹介していますので、
ご参考になれば幸いです。
アクエリアスのブランド戦略の変化の背景
アクエリアスを製造・販売する日本コカ・コーラによると
アクエリアスがスポーツ時に飲まれているのは2割程度で、
残りの8割は日常シーンでの割合が多いそう。
そこで、どうせ水分補給をするならば、
水よりも優れた水分補給があることを市場に理解してもらうべく、
日常生活における様々なシーンを切り取って訴求強化を図った結果、
ブランド戦略の軌道修正を実施していた、ということがわかりました。
スポーツシーンだけでなく、日常シーンでも意外と呑まれているんだなと
新しい発見をするとともに、しっかりと市場ニーズを捉えたマーケティングを実施していることに
感銘を覚えたあずきまんパパです。
ちゃんとマーケットを理解しないとダメだね。
メーカーエゴにならないように気をつけなくては!(自戒を込めて・・汗)
アクエリアスの具体的な戦略の変化
では具体的に、その戦略の変化を振り返りたいと思います。
【昔】スポーツ推しのアクエリアス
アクエリアスは、「スポーツ=アクエリアス」というイメージがあるのは私だけでなく
昔から飲んでいた人には色濃く刻まれているように考えます。
コカ・コーラブランドのスポーツ飲料として1983年に登場、
競合は、「ポカリスエット」ですね。こちらは1980年にリリースされています。
スポーツ飲料としてのプロモーションを行なっており、
オリンピック、サッカーW杯、高校の部活動などを中心にPRをしていました。
過去には、Jリーガーの小野伸二選手、水泳の北島康介選手、ゴルフの石川遼選手が
CMに登場していたなーと記憶しています。
有名スポーツ選手を起用したCM、オリンピック公式スポーツ飲料というポジション、
そしてスポーツで流す汗とスポーツのさわやかさをイメージしたかのような青と白のデザイン。
スポーツと共にアクエリアスを、というイメージを前面に打ち出していたように思います。
結果的にサッカー小僧だった私には、
スポーツする際には、アクエリアスを選ぶという文化が自然と根付いていました。
今思うと、完全にプロモーション戦略に虜にされてましたね。
他の仲間たちも同様だったと思うので、大成功ですねw
【新】日常生活に寄り添ったキャッチコピーとラインアップ
新しいイメージキャラクターに、広瀬アリスさんと生瀬勝久さんの起用と合わせて
2022年5月、新キャンペーンを発表しています。
さらに、新しいキーフレーズとして
「カラダよ、整え。ココロを連れてゆけ。」「飲むコンディションメイク」
のキャッチフレーズを発表しています。
確かにスポーツというよりは、日常生活を意識したコピーですね
さらに今回の調査で、発見したことですが、
ラインアップについても「アクエリアス ●●●」という形でいくつか出ています。
ラインアップとターゲットは次のように照準を当てているようです。
- アクエリアス
→スポーツを行う層、Z世代(中高生、大学生 - アクエリアス “ゼロ”
→アクティブシニア層 - アクエリアス ”経口補水液”
→アクティブシニア層 - アクエリアス ”1日分のマルチビタミン”
→働く男女 30~40代(=昔のスポーツ飲料のイメージを持つ世代ですね) - アクエリアス ”乳酸菌ウォーター”
→働く男女 30~40代(=昔のスポーツ飲料のイメージを持つ世代ですね)
30歳を超えてくると、ビタミンや乳酸菌などの健康ワードに敏感になりますよね〜
多くの種類のアクエリアスが出ていますね。
昔はレモンフレーバーがあったように記憶しています。
あれもスポーツ飲料としてのひとつであって、
今のラインアップのようにターゲット層を分けるための
戦略ではなかったのだろうなと推測します。
長年かけて培ってきたアクエリアスというブランドを
地道なマーケティング・分析により、新しいターゲットを発掘・明確化し、
新たな価値のブランディングを単発ではなく継続できる信念があってこそ
このような幅広いラインアップを持って戦えているのだろうなと
サラリーマンの一人として、思う次第であります。
ダメ押しの熱中症対策キャンペーン
6月27日からは、夏のセールスキャンペーンの一つとして、
熱中症対策飲料売上ナンバー1を2021年に引き続きPRしています。
No.1の響きはそれだけですごく頭に残りますよね。
店頭で商品を選ぶときに、「あっ,熱中症にはこれ飲んどきゃ良いのか!」って
ついつい手が出ちゃう気がします。
これに加えて、長年積み上げてきたブランド力もありますからね。
まさに、鬼に金棒の無双状態です。
これらを積極的にアピールすべく、
CMや屋外広告、デジタル広告なんかを利用されるそうです。
探しても見当たりませんでしたが、
YouTuberを起用した商品紹介なんかも手掛けているみたいです。
手堅いですねー。
少し話はそれてしまいますが、
熱中症対策の自販機で、価格は50円でアクエリアスだけが
ズラーっと並んだ自販機が工事現場に設置されているようです。
費用はそれを設置した現場のゼネコンさんが負担していると思われますが、
とても良い取り組みですね。
皆さんは、熱中症対策としてどのようなことをされていますでしょうか。
本日は、飲料という観点から、アクエリアスを紹介させて頂きました。
昔はスポーツ飲料としてのイメージの強かったアクエリアスですが、
健康嗜好の高まるマーケットの変化をしっかり捉え、
イメージ戦略を変え、新たな地位を確立しています。
今回の記事を書く上で、
自分の本業でもしっかりマーケティングしなくちゃなと
思い直すことができました。
過去の慣習に囚われて、
重い腰を上げずに居座っていてはダメですね。
市場は日々動き続けていますからね。
頑張りましょう!
では。
あずきまんパパ