こんにちは。あずきまんパパです。
観測史上初の6月中の梅雨明けが全国各所で報告されました。
加えて、電力不足による節電要請や
節電協力によるポイントバックキャンペーンなどの話題も出始めています。
一家に1台は当たり前、2台・3台も保有している世帯が増えている
エアコンの節電ネタは↓↓↓をご参照ください。
水不足も深刻になるかもですね。これも後々記事を書いていきたいと思います。
さて、本日は、節電が叫ばれる中で
過度な節電による体調不良・熱中症、最悪の場合は死に至る可能性が高い
高齢者のエアコン使用を促す意識改革について紹介したいと思います。
家電メーカー三菱電機さんの調査結果によると
夏場にエアコンを積極的に使わない高齢者の割合はなんと13%!
そして、そういったエアコンをなかなか使用しない高齢者に対して、
「エアコンを使うように促した」という子供世代は、74.4%。
「親のエアコンの使用の仕方について悩んでいる」子供世代は、63.8%との結果が出ています。
皆さん悩んでいるんですね
私の親はともかく、祖母は窓開けていれば風も入って気持ちいいと
言っているのをよく耳にしました。
「おばあちゃん、大丈夫?」と心配した記憶があるので、
あながちこの結果は間違ってないなと率直に感じました。
コミュニケーションの仕方次第で、熱中症による死を防ぐことも可能だと思いますので
対策について、三菱電機さんの調査結果を紹介したいと思います。
なぜ高齢者は、エアコンを使わないのか。
なぜこんなに暑い日が続くのに、高齢者はエアコンを使わないのでしょうか。
いろいろな意見がありますが、
三菱電機さんの調査結果によると、
「節電、 電気代がもったいないから」(33.3%)が最多の結果として出ている一方で、
「エアコンを使用するほど暑くないから」(29.5%)
「エアコンは寒いから」(28.2%)などの、
そもそも暑いという感覚がないという驚きの結果が出ていました。
今より裕福ではなかった戦後日本の生活を経験しているからなのか
この暑さを持ってして、暑くないといえるのには脱帽ですが、
高齢者の熱中症による重症化、死亡のケースが多くなっている結果を見る限りは
気づいていないだけで、やはり体感温度は高くなっているのではないかと推測します。
三菱電機さんの発表では、医学的な視点で、
この「高齢者は暑さを感じていない」事象を分析しています。
高齢の世代がエアコンをつけたがらない理由は、
老化で皮膚の感覚や内臓の機能が低下して暑さを感じづらくなっているため。
暑い中でも平然と過ごしている高齢者も多い。
(看護師・主任ケアマネジャーの寺岡純子氏(カサージュ代表))
このように言われてしまうと、
仕方ないような気もします。
加齢には勝てません。。。
では、このような高齢の方を暑さから守るにはどうしたら良いか
少し考えてみたいと思います。
〇〇に対する「理解」を変える
高齢者の考える、もったいない・暑くないの理解をまずは変えていく必要があります。
3つの〇〇を紹介します。
1)「環境の変化」への理解
今は昔よりも気温が上がっていると認識してもらいましょう。
まずは、地球温暖化です。
南極の氷が溶けて、海面が上昇している、
ホッキョクグマの生息エリアがどんどん小さくなっているだけでなく
世界的に気温が上がってます。
気象庁によると、東京では年間の平均気温が上がっています。
100年あたり3.3度上がり、最低気温は4.5度、最高気温は1.9度上がっています。
昔と今は全然生活環境が違うんです。
2)「感覚の衰え」への理解
高齢者自身に、暑さを感じにくくなっていることを理解してもらう。
前述の通り、高齢者は暑いと感じたときに汗をかく体温調節機能が低下しています。
体温が上昇しても、汗をかくことがうまくできず
体温を下げることが難しくなる場合が多い。
医学的な観点からも説明ができます。
(3)「電気代」への理解
「エアコンをつけっぱなしにしていると電気代がもったいない」と
昔は考えられていましたので、そのように考える高齢者も多そうです。
そう言った方には、エアコンはつけ始めが電力を消費することを理解してもらいましょう。
また、「入切」を繰り返すような場合も、
すぐに室温が上がり熱中症のリスクが増加するため注意が必要。
三菱電機さんの実験によると、
エアコンを「入切」と「つけっぱなし」にした場合で、
消費電力と室温の変化について実験した結果、
電気代に換算すると両者の差は0.81円とほぼ変わらなかったそうです。
昔のエアコンに比べると大きく省エネ性も向上してますし、
「エアコンは電気代がかかる」は一昔前の話であることを理解してもらう必要がありますね。
理解に加えて、節電方法や買換えを考えよう!
こちらで紹介しているような、エアコンの賢い節電方法に加えて
古くなったエアコンを買い替えることでも節電になります。
一つの目安として、
エアコンの室内機の全面パネルに格子状のスリットが入ったエアコンがご家庭にあれば
それは15年以上も前に生産が中止となっていますので、
自ずと古いエアコンだと判断できます。
買い替えスパンも10年から12年くらいと言われていますので、
是非是非買い替えを検討してみてはいかがでしょう。
大幅な電気代削減になりますので、使用をためらうことも無くなるのではないでしょうか。
以上、これから夏が本格化してくる時期だからこそ今一度、
エアコンに対しての正しい理解を行い、快適な夏を過ごしていきたいですね。
特に親世代の高齢者の方には、無理させずにエアコンを正しく使ってもらうためにも
我々世代からの声かけというのが非常に重要になってくるような気がします。
3つの理解という視点で、ご家族への声かけを実践してみてはいかがでしょうか。
では。
あずきまんパパ。